「SDGs未来都市・横浜」のモデル地区内に誕生する本プロジェクトは、横浜市と協議を重ね、持続可能な開発目標をふまえ、「誰もが住みつづけたい街づくり」、「街が子どもを育てる街」をめざした官民連携プロジェクトです。住民だけでなく、地域の多世代と交流しながら、子どもも大人も成長していく「まち保育」をテーマに、通常は住民専用施設として利用される共用部を「シェア共用部」として地域に開放。農園や音楽室、ラウンジといった空間だけでなく、工具やキッチン、書籍など様々な道具を「まちのツールボックス」として共有。地域との活発な交流活動をサポートする「集う」を楽しむ、交流拠点を創出しました。 大規模集合住宅におけるコミュニティ形成、近隣地域との接続という課題への創造的な提案であること、行政としてのエリアマネジメントの視点と民間事業体としての価値創造の視点を統合する新しい方法としての可能性を感じさせる点が評価され、「グレーシア横浜十日市場」のシェア共用部を活用したエリアマネジメント「まちのツールボックスとまち保育」が、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。(グッドデザイン賞の詳細はこちら)